心が豊かな人と貧しい人では、物事の捉え方や、感じ方に大きな違いがあります。
人は誰でも心が豊かになりたいし、幸せな人生を歩みたいと思っています。
その第一歩は、心が豊かな人と貧しい人の状態を明確に把握することが大切です。
前回の記事→賢く生きたい!他人から「賢いなぁ…」と思われる人に共通する5つの特徴を紹介

1 損得勘定で行動するかの違い
心が貧しい人は、物事を損得勘定で判断する傾向があります。
自分が損をする可能性があると、困っている人を見てもあまり助けようとはしません。
将来的に自分に得があると判断した場合だけ、最低限の手助けをすることがあります。
一方で心が豊かな人は、損得よりも、困っている人がいれば助けたいという気持ちが優先されます。
自分に不利益があっても、自然と手を差し伸べることが多いのです。
実際に日常的に親切を行う人ほど幸福感が高まるという研究結果もあります。
情けは人のためならずの所以ですね。
2 幸せに対する考え方の違い
心が貧しい人は、自分の幸せや自分の得だけを追求する傾向があります。
そのため、自分さえよければ周囲に迷惑かけても気にしないことがあります。
一方で心が豊かな人は、自分だけでなく、周囲の幸せも大切に考えます。
自分も周りも一緒に幸せになるようなバランスの取れた考え方をするため、人間関係やコミュニケーションで悩むことがなく、良好に周囲と接することができるのです。
自分がされたら嫌なことはしない、当たり前のことかもしれません。
3 自己肯定感の高さの違い
自己肯定感が低いと、心が貧しい状態になりがちです。
自分を肯定できないと、他人の成長や成功・幸福を素直に喜ぶことができず、妬みや嫉妬等の感情が強くなります。
これが原因で、他者の足を引っ張ろうとします。
一方で心が豊かな人は、自己肯定感が高く、自分の長所や短所を素直に受け入れることができます。
自己肯定感が高いと、周囲に対しても、寛容で優しい態度を取ることができます。
ポジティブな雰囲気を作り出すため、自然と多くの人が集まります。
嫉妬や妬みの感情はマイナスなものが寄り付いてしまうんですね。
4 ものを買うときの姿勢の違い
心が貧しい人は、他人と競争する気持ちで買い物をする傾向があります。
周りよりも良いものを…、ブランド品でなければならない等、こだわりが強く、物欲に支配されてしまうこともあります。
その結果、せっかく購入しても使わずに満足して終わることが少なくありません。
心が豊かな人の場合、自分が本当に必要な物を必要な分だけ購入します。
流行や他人の評価に流されることなく、本当に心地良いと感じるもの、自分の好きな物を知り、それを長く使い続けることを重要視しているのです。
近年の研究でも、自分にとって本当に価値のある買い物は、幸福感を高めることが確認されています。
自分の心に正直になることが近道かもしれませんね。
5 心を豊かにするための具体的方法
1日の終わりに3つの「感謝」を書く習慣をつける
毎日の小さな出来事に感謝することで、自然と気持ちが穏やかになります。
偏った考え方にならないよう意識する
「絶対にこうだ!」と決めつけを避け、「そういう意見もあるんだな」と受け入れる心と姿勢を養います。
目の前のことに集中する
一度に多くのことを考えると心が乱れます。
1つ1つ丁寧に向き合うことが精神的な落ち着きにつながるのです。
定期的に自己肯定感を高める時間を設ける
週に一回、自分が達成したことや、良いところを書き出して、自分自身を認める時間を作りましょう。
※近々「自己肯定感を高める方法」についても更新予定となっております。
6 まとめ
いかがでしたか?
心の豊かさは一瞬で得られるものではなく、具体的な習慣を積み重ねることによって徐々に心の状態が改善されていきます。
心の豊かさは、生まれつきの性格ではなく、日常の考え方や行動の積み重ねによって培われていくのです。
人間の脳は新しい習慣を続けることで、変化する可変性を持っています。
つまり、誰でも心を豊かにすることが可能なのです。
また、他者を受け入れる寛容性や自分自身に対する思いやりを持つことも大切です。
今日から、小さな習慣を1つずつできる限り取り入れて、心にゆとりと豊かさを持てるよう変化させていきましょう。
